壊れていない古い設備を「交換してほしい」と言われたらどうする?①
入居者から古い設備をの交換を求められ、悩んでいるオーナー様向けに設備交換の義務などのご説明を致します。
築古物件、古い設備の交換を希望されたら
築年数が古くなると、設備の古さが目立ってきます。壊れているわけではないけども、最新設備に比べたら・・・という事があります。
設備が故障しているのなら、交換しないといけません。
問題なのは「壊れてないけど古いので新しいものが良いんです」との問合せです。
こんな時、貸主はどこまで意見を聞き入れるべきなのでしょうか?
基本的には貸主に交換の義務はない
結論から言いますと交換しなくて良いということになります。
何故か?ということですが、
「建物の築年数・現在の設備内容・建具の状態・内装の状態・・etc」
現状に応じて家賃設定をしているからです。
ですので、基本はお断りして問題ありません。
ただし、設備の交換を断ると入居者との関係性が悪くなることもあります。
その後、退去される事も十分にあり得ます。
立地も良く、募集すればすぐに空室が埋まる物件なら全く問題はありませんが、そうでない場合は
「ある程度設備を交換するか検討する」ことも必要です。
特に、それをすればほぼ確実に長期で住んでいただける方や、既に長期間入居して頂いている方で関係性の極めて良い方には慎重な対応が求められます。
入居者負担も考慮しながら検討する方法もあります。
どの様な時に新品に交換を検討するべきか
入居者の満足度の為とはいえ、設置から5~6年で設備交換するのは現実的ではありません。新品への交換時期としては、どんなタイミングがあるのでしょうか。
住宅設備は2~3年で不具合が出始めて、10年を超えると故障が増えると言われています。交換時期の目安としては、15年~25年が目安ですが、10年以上(ものによっては数年で)「修理部品が無いから交換」ということも良くあります。
10年超えた設備は交換がおすすめとなります。
続きは別のページでご説明いたします
※次回は「古い設備を交換するなら故障前に」を追加していきます。